幻想は日本の文化だと僕は思っています。それも、日本はかなり特殊で独特な幻想を持つ国だと思います。民俗学者なんかがありもしない幻想とロマンを重ねて学問として確立しようとしていたことからも分かるとおり、賢い人とか大人とか子供とか関係なく、日本人には幻想を楽しむ心があるのですよ。 僕のバンドの方向性ですが、タンクが加入する予定だった頃はもっとハードコア系で技術的にも相当に高度なグループ像がありました。でもそれをするだけのメンバーがまだ集まっていない以上、今のメンバーで出来ることをしなければいけないのです。結局、今の3人体制+アメリカからの助っ人で出来る面白いこと、と考えればやはり神聖な雰囲気を持つ幻想的な楽曲を発表することではないかと僕は思っているのです。それこそ何かのサントラとかにすぐ使えそうなもの。 雰囲気重視で、出来るだけ技術面が聴く人の意識に触れない音楽、そこに異世界の幻想を持ち込んで、というのは僕個人としてはかなり好きなタイプの音楽だったりします。普段僕が好んで聞く曲というのはそういうものが多くて、もう最近はあんまりロックとかリズム系とか聞かないんですよ。 とりあえず、今年発表するバンドのCDのテーマは幻想です。それは曲を作る僕が決めることで、この広いテーマの中でメンバー達がどれだけ力を発揮できるかが楽しみです。僕自身が今は出来るだけ自分の空想する幻想に心を浸して、今作っている曲達をきっちりそのテーマに沿ったものに仕上げるのが大事になってきます。明日は仕事も早めに終わりそうですから、さっさと帰ってきて色々やってみようと思います。千里の道も一歩から。とにかく毎日少しずつでも前に進むことが、大きな作品を作るときには大切なんですよ。
by Alfred_61
| 2009-03-16 23:45
| 日記
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