そもそも上下関係、仕事を貰う側と受ける側の関係、そういうものはきちんとした信頼の元にそれぞれどちらが優位とか上位とかいう形になってはいけないのです。案件をとりまとめ人を手配し指示する人間はその責任を全うし、問題が起こることは極力起こる前に予知して対応しなければいけません。上の人間がそうやってきちんと責任ある仕事をするからこそ下で働く人間はそこに最大の信頼を寄せ、のびのびと仕事が出来、さらにその信頼が大きければ大きいほど部隊の士気は向上し、結果的に仕事が円滑かつ迅速に完遂され、それによってまた上司の技量がクライアントから評価されるのです。 そして、それだけの組織力と人間力をもつ組織であるからこそ出来る仕事というものはいくつもあるわけで、それはクライアント側からしてもそういう組織に依頼をすることによって得られるメリットは金銭的なことだけでなく色々重要なものがあるのです。クライアントと仕事を受ける側の関係というのは、そもそもそういう能力の取引であって、決してクライアントが常に上に立っているのが当たり前なのではないのです。 仕事が集まってくる理由、というものがまあ、本当は会社機構の上層部がしっかり認識しておかなければいけないことなんです。上記の通り、管理職一人がバタバタしたところで作業員の士気も上げられず、現場への指示命令系統も混乱していて、現場のリーダー格が問題を一つも処理することが出来ずに結局誰かに助けを求めるだけのパイプにしかならない、なんていう状態ではそもそもクライアントはそんな組織に仕事は任せられないのです。他にも同様の組織は沢山あるわけで、別に他にも頼める先はいくつもあるのですからね。 営業職も究極的には頼りがいのある現場がないことには仕事をとることすら出来ないわけで、例え口先だけで仕事をとったところでそれをまとめることが出来なければそれ以降継続的に繋がっていく仕事にはならないわけです。現場あっての仕事であり、それも管理職のきちんとした責任ある仕事があってこそ次に繋がるのです。つまり、上下関係なんてものがそんなところに生まれてしまっては、人と人の信頼が崩れてしまうのですね。現場がそっぽを向いてしまえばそれイコール仕事を完遂できないわけで、それが究極的にはクライアントからのクレームになり、管理職が責任をとってクビになる、というそういう構造がどうも世の中の管理職連中には理解できていないのでしょうかね。実に不愉快です。
by Alfred_61
| 2009-06-25 23:55
| 日記
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