ジョンはなにやら就職が全然決まらないことにストレスを感じているようです。僕がいつか言っていたみたいに「俺の最大の弱点は賞を一つも取っていないことだ」なんて言ってるんですよ。冗談でいつも「俺はどうせアーカンソーのクソ田舎で一生小さい学校の先生をやっていくんだ」なんて言っていますが、ジョンよ、もうちょっと前向きに行こうぜ、と僕は言っているのですけどね。 例えば、つい先日僕とジョンで一つのグループを成立させ、それに賛同してジョンが日本にくるためのVISAやギグのサポートをしてくれる会社を3社ほど目星をつけてコンタクトしてみたのですが、どこも参考資料を送ったのであとは返事待ちです。ジョンと僕が組めばはっきり言って相当面白いことが出来ると思うのですが、いかんせん僕は日本人でジョンはアメリカ人です。 でも、国境なんて気にしてたら音楽は出来ません。なんだかんだ言って2007年に二人で組んでやり始めてから、いくつも一緒にプロジェクトをやってきました。去年なんて日本でやりましたからね。次は僕が向こうへ行こうとは思っていますが、まあ細かい話はまたジョンの生活が安定してきてからでしょうね。今はアイツもピリピリしてますし。 でも、ジョンにも言いましたが、自分の居場所は自分で探して見つけるしかないんですよね。ただ、忘れてはいけないのが、例え同じ大学の同じ科を出た100人中99人が同じ進路を選んだとしても、それと同じ道がジョンに合っているとは限らないのです。僕ははっきり言いました。ジョン、お前はその辺の"Dr.なんちゃら"さん方とは違うんだから、お前にしか歩けない道を歩け、と。ただ、そういうことは言うのは簡単ですが当の本人にしてみればそんな道をどうやって見つけてしかも手に入れていけばいいのか見当もつかずに足場を見失うんですよね。 僕も実際長い間そんな宙ぶらりんな状態でした。今でこそ自分がどっちの方向を向いて進めばいいかはっきり分かっていますが、それがしっかり見えるようになるまで随分かかりました。音楽以外の仕事で忙殺されるくらいに限界まで働いたこともありました。そんなこんなで色々やってみて、それで徐々に見えてくるのです。とにかく自分から動いてやってみて挑戦して失敗して、そうやって見つけていくしかないんですよね。社会はそんな足掻いている最中の人間には最悪に冷たいですし足下を掬ってどん底へ落とすようなことを簡単に言ってきますが、それに負けないと根性というのもそこで養っておかないといけないんですよね。なんと言われようが自分の人生ですしね、一度きりの。
by Alfred_61
| 2010-05-28 23:55
| 日記
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