例えば新しい恋人が出来てしばらくした時、ある程度お互いのことが分かってきて多少の慣れも出てきた頃にどうしても今の状況を変えないといけないとお互いが思うと言うことは、それ自体がその関係が永遠に続く物ではないことを示しているようだなとついさっきまで友達と話をしていました。 新しい環境に入って、その環境を変えたくて仕方がないという時はそれは自分に合っていない状況だと言うことです。いつも自分の家で飲んでいる麦茶の葉を母親が突然変えたときに、「あれ?前の方が良かったから戻して」と思うか「前とは違うけどこれはこれで良いかも」と思いながらいつの間にかそれが自分の家の麦茶の味になるかという違いのような物です。シャンプーを変えたときも同じ事感じますよね。変えて良かったと思うかやっぱり今までの方が良いと思うか。 こういう感覚は完全に個人の主観な訳です。恋人なんて、自分の主観に合わないならばつきあわなければ良いと思うし、味覚ならなおさら美味しくない物を無理して続けて食べる必要はないでしょう。それぞれの舌にはそれぞれに合う味があって、それが今の状況であるかどうかは誰にも分かりません。それは普段感じる小さな一つ一つの感覚で判断するしかないのだと思います。 「本当に良い物は変える必要がない」とブリテンでは言うそうですが、その通りだと思います。恒常的な改善なんて、それ自体どこかおかしいのかも知れません。「常に業績は上向きで」というのもなんだか本当の目的を忘れているように感じます。自分が信じる本当に良いことをなせているならばそのまま続けて行けば言いので、それ以上になろうとする必要はないのです。 なんだかこんな事を書いていてまるで自分に説教をしているように感じます。今心の支えになってくれている人との関係に慣れてきて何か無意識のうちに無意味な変化を求めていると、最近自分で自覚できるようになりました。友達からは「そんなことしているといつか痛い目を見るぞ」と言われているのですが、本当にそうだと思います。いつのまにか慣れ親しんでしまった今の恵まれた状況をもう一度見直して感謝するべきなのですね。
by Alfred_61
| 2005-04-11 14:30
| 日記
|
ファン申請 |
||