自分が変わってゆくということは、言い換えれば自分一人だけ社会の進むペースから逸脱していくということです。長い時間をかけて何かを誰かと一緒に取り組んだり、それこそ組織に長い間属して仕事をしたりしているのはまあ一般的な生き方ですが、そこでも自分自身が変わっていくということは、最初はシンクロしていた社会と自分との間の空間がいつしか時間の経過と共にずれていくということなんだと僕は思います。 僕は自分が変わっていくことを常に受け入れています。だから、自分にとって初めての分野やテーマに手も足も出ずに「お前には常識レベルの力がない」と言われたところで、自分はそこからどんどん変わっていっていつかその言葉を言った人さえも超えていくんだと自信を持っています。最初出来ないくらいでなんですか。すぐに出来るようになってみせますよ。 そうやって僕は今まで生きてきたのです。英語がそれほど出来なかったのにアメリカに行って、そして結果的に誰よりも自己表現に長けた英語力を身につけました。作曲どころか音楽理論の基礎さえもまともにわかっていなかったのに音楽学校に行って、最終的には誰よりも独立した自分の作曲論理や哲学を確立しました。生きることでもそうです。料理なんて全然知らなかったけれど、一人暮らしをしていてずっと努力と試行錯誤を繰り返して大抵の料理を作れるようになりました。 社会人になって、学生だった頃の僕が歩いていた変化のペースから、社会の極端に遅い変化のペースに合わせて生きようと努力してきました。けれども、結局自分の変化は自分でコントロールすることが出来ず、結果として知らない間に自分は社会が漂っている場所よりも遙か遠くのどこかを目指して既に歩き始めていたのです。 なるほど、僕には10年来の友人なんて一人もいないわけです。だって僕は友人達とは違う速さで日々変化していっているのですから。周りが僕に対して思いこんでいるほど僕は変化しない人間ではなく、周りが期待している以上に僕はどんどん先へと進んでいます。別にだから周囲と喧嘩したりするわけではありませんが、やはりペースが違う以上、ずっと一緒に何かをやっていったりすることは出来ませんよね。いずれは僕は僕の道を選んで進んでいくわけで、それはきっと周囲が思っているよりも早くに訪れることだと僕は思います。
by Alfred_61
| 2010-10-15 22:28
| 日記
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