僕は良く最近"昔のこと"を考えます。例えば、製氷器に出来上がった氷を割っているとき、そもそも電気がなかった江戸時代とかの日本では氷って高価な物だったし、今の僕たちのように使いまくったり出来なかったんだな・・・とか。 今僕たちの時代に"当たり前"だと考えられていることも、昔そうではなかったことが沢山あります。そりゃあ物資はあれば便利だと思いますが、同時にそれってどうしても必要な物なのだろうか、と昔、僕が生まれるよりずっと昔を想い、考えます。 例えば、歩いて20分の距離にあるスーパーに行くのに、自転車って"どうしても"必要でしょうか?歩いて行くことは無駄なことでしょうか。非効率的なことでしょうか。僕はそうではないと思います。食品の買い出しに行くのに車は"どうしても"必要でしょうか?あれば便利だと思います。でも、片道40分の道のりを歩いて、登山用のバッグに食品を詰めて帰ってくるのが非効率的だとは僕は思いません。 そういえば、アメリカにいた最初の1年くらいはバスに乗ってさらに歩いて30分以上かけてスーパーに月二回買い出しに行っていました。特に帰りはバスの時間が一定ではなく、極寒の冬場にバスを待って1時間くらいかかってアパートに戻ったらレタスが凍っていたのを覚えています。 当たり前のように便利になっているからといってそれを使わなくてはいけないわけでもないですよね。そこにそれがあるのが当たり前と自分がどれだけ信じていても、昔はそうではなかったりするんです。昔の人はそれがなくても別に普通に生きていたんです。 変な話、昔の人たちと同じように便利アイテムに頼らずアナログで非効率的な生き方をしてみると、不思議に人生がほんのちょっと面白くなったような感じがします。意外と、昔の人たちって現代人よりもある意味"幸せ"だったのかもしれないな、なんて考えながら僕はほとんど毎日パンを手ごねで作っています。
by Alfred_61
| 2011-01-04 23:55
| 日記
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