全くもって個人的などうでも良いこだわりなのですが、僕は汁麺特にうどんは絶対に口に入れるまでに麺を歯で切ることはしません。全部すすり込んで口から溢れない程度しか一度の箸でつまみません。麺は元々その長さ、と決まって汁の中に入って出てくるわけで、その長さにもそれなりに理由があると僕は思うからです。 うどんは少なくとも、思い切りすすり上げると鼻孔へ出汁の香りが抜けます。僕は個人的に家でうどんを作るときには出汁からとるタイプなので、余計に表でうどんを食べるならばやはり一番手間暇をかけている出汁を楽しまずしてその料理を十分楽しんだと思えないのです。 麺をすすらずに女性が丁寧にお箸でゆっくりとたぐるように口に入れてはかみ切って持ち上げた麺の残りを汁の中に戻すのは、それなりに料理をする人間としては何とも言い難い不満を感じます。それはつまりうどんならば、出汁の香りなんてどうでも良いし、そもそも汁麺というものは麺を食べるだけのメニューであって汁の香りやコクはどうでも良い、という風に食べているように思えて仕方がないのです。 そりゃあ恐らくそういう風に食べる人の多くはそうは考えていないでしょうが、それでもそういう汁麺の食べ方でそのメニューの美味しさのどれくらいを感じれているのか疑問です。少なくとも、作った人の気持ちよりも自分の建前や他人から見られている姿の方が大事なのかなと感じてしまいます。目の前に出てきた料理を作った人の気持ちを僕はどうしても十分に味わいたいと願ってしまうのですけどね。 まあ、ほんっとうにどうでも良いことですね。
by Alfred_61
| 2011-08-12 23:38
| 日記
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