そもそもアメリカ本土に初めて降り立ったときからそれだけは変わることはありませんでした。自分の目の前には問答無用で広がる世界があり、それは自分が努力をしようが反逆しようが変わることは絶対になく、僕自身はそれをまずは受け入れ受け止めそれから自分に出来ることを見つけていくことしかなかったのです。 例えば、社会のこの部分が間違っていると自分自身で強く感じていて、しかもそれを世界的な視点で捉えると確かに僕は間違っていないというようなことでも、その小さな文化小さな世界では暗黙のルールとして存在し、僕はそれにまずは従わなければいけなかったのです。小さなところでは、テレビ番組の内容だったり新聞の評論だったりしますし、大きくなると日本の社会では徳川時代から引きずっている"男は髭を剃らなければいけない"というルールだったりします。 ただ、僕は常に社会のルールに対して強い反抗意識を持っており、それは決して日常的に口にも態度にも出さないのですが、いつかはすべてひっくり返してやろうという気持ちを持っています。あれはダメだ、あれはこう変えるべきだ、と議論の壇上に上がるのは僕の質ではありません。僕は他人と論じ合って高みを目指すタイプではなく、自分自身で一から十まで検討して実践してつかみ取るタイプです。世の中には他人に自分の不平不満を聞いて貰わなければやっていられない、という人が多いようですが、僕は誰かに聞いて貰うことよりも他の方法で自分の内に渦巻くものを昇華させることをいつも目標としています。 今は、やはりSOUND GATE ZEROでしょう。このプロジェクトに、ここ数年僕が通ってきた苦悩や苦労や色々なことをぶつけます。人生は来年度にまた一つ転換期を迎えます。そこにこのプロジェクトを思い切りかぶせてやって、そこでまた新しい世界へとグラウンドを移そうを考えているのです。グダグダ文句を言わず、その思いだけは自分の中にきちんと溜めていって、それを次へ進むための追い風として自分自身はより高いところへ向かうことだけを目標とするのです。 そこにはまた受け入れなければならない世界が広がっているのでしょう。でも、それは今までも同じでした。これからも変わることがないのは最初から納得の上です。まずは世界にあるものは一通り解釈し受け入れ、それから自分の世界をどうやって作っていくかを考えます。
by Alfred_61
| 2011-12-14 23:55
| 日記
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