日本時間の今日、15日は実は僕にとって色々と意味のある日です。まずはこの日が僕の誕生日なのですが、そういう絶対に忘れない日に4年前、ある特別な意味が出来ました。 当時の僕は交換留学を終えて日本に帰国していた頃で、アメリカに大切な彼女を残し、必ずすぐに戻ってくると交わした約束に向かって日々勉強に励んでいました。すでに約一年の超遠距離恋愛に疲れ、食生活が完全に狂ってしまって食事がほとんど摂れなくなっていました。そして最後に、いつか自分の手でもう一度抱きしめるはずだった彼女から、数ヶ月前に大学での馬鹿なパーティーに参加し、泥酔したあげくに複数人とセックスをし、その時に妊娠をしたと確定したという連絡を受けました。 自分はそれまで一体何のために努力し、体をこわしてまでがんばっていたのか、正直言って分からなくなりました。彼女はクリスチャンだったので、結果その時の子供を産みました。そしてその子供の誕生日が、僕の誕生日と全く同じ5月15日なのです。 毎年この日が来るたびに僕は彼女のことを思い出すし、彼女も毎年息子の誕生日を祝いながら僕のことを思い出すわけです。こういう理由があって、それ以来5月15日は一人で静かに過ごし、必ず赤ワインを一人で一本飲むという習慣を続けています。 でも、作曲仲間のAnthony Joseph Lanmanがこの話を聞いたときからずっと「そんな悪い習慣はやめろ。少なくともそんな引きずってるような行動は。」と言うのです。此方(アメリカ)では明日が15日なのですが、どうやらもう一人の仲間Rafael Hernandezと一緒に僕を部屋から連れ出すそうです。せめて飲むにしても誰かと一緒にバーで飲めと言うことらしいですが、まあ、そうまで言うなら行っても良いかと思っています。 で、その彼女なのですが、今は消息不明です。いや、彼女から僕を見て消息不明なのです。実はその後に、アメリカ人が良く言う「私たち別れたけど友達で続けていきましょうよ」と言いやがったのですが、そんなことをしても僕のためにも彼女のためにもならないので此方からきっぱりと縁を切りました。当時彼女のことを本心から好きだった分、友達を言う関係で彼女を見ることは出来ません。僕に出来るのは、彼女が少なくとも自身で幸せを感じられる状況にあることを願うだけです。
by Alfred_61
| 2005-05-15 12:52
| 日記
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