今日はどういう訳か何もする気が起きません。明日には「20世紀の音楽理論」というクラスのテストがあって、ヴェーベルンやらシェーンベルクやらを聴かないといけないのですが、朝から外は雨。電子音楽の課題を進めなければいけないのと、学校の大オルガンのスケジュールを取ってあったので一度外へは出ましたが、どちらも思うように成果が出ずにさっさと帰ってきました。 なんだか学校の方では、チェロのイベントをやっていてパブロ・カザルスの奥さんが来ていたそうですが、時間的にも精神的にも全然見にいける状態ではなかったので、遠くから拍手や喝采だけをききました。気持ちが下向きの時に楽しそうな音を聴くと余計に落ち込んでしまいます。 別に人生の何が上手くいっていないことはないのですが、細かいストレスが蓄積されてきていて、一度たっぷり休養を取らないとまた先生方に迷惑をかけることになります。もっと時間に余裕があればと思うのはいつものことですが、最近はそれ以上に精神的な余裕もなくなってきているように感じます。何も考えずにボケッと過ごす時間の貴重さをつくづく感じます。 「しなければいけない」と思って良い作品が書けるはずがないのは分かっているのですが、世の中というものは大抵芸術家にとって皮肉な状況にあるものです。良い芸術を求める社会が、実は良い芸術を作りにくい状況を作っていると。こんなことは愚痴ったところで、個人に変えられるものではないのですが、たまにはそんな気分になります。悩み事だらけでも前向きに楽しんで芸術出来ないといけないのですが、やっぱり難しいですね。
by Alfred_61
| 2005-09-26 09:09
| 日記
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