何度となく経験のあることですが、ある普通の日に何気なく長い昼寝をしたとき妙な感覚になることがあります。僕は疲れが溜まっていると時々目覚ましをセットせずに昼寝をするのですが、今日はそれで約4時間ほど眠っていました。当たり前ですが、目が覚めると時間は夕食時を数時間過ぎています。 普段は目が覚めると、それは活動の始まりであったり、ストレスの始まりであったりするのですが、昼寝の後は妙に何をして良いのか分からなくなります。落ち着いて考えればすることは沢山あるのですが、何をして良いというより何がしたいのか分からなくなるのです。疲れているので体を休めたいという希望をにわかに満たしてしまったあとですから、時間に対する感覚が全く変わってしまっているのです。それまで追われる物であった時間が、昼寝の後にはなんだかゆっくり流れているような、そんな感覚です。 取りあえずご飯かなと思って今準備をしているのですが、何とも気の抜けた夕食です。自分で作ったハムとキムチのチャーハンですが、手間もかからないしすぐに出来るし、一皿だけの適当な夕食です。こういう生活って、一人暮らしをしているとなんだか知らない間に当たり前になっています。家族と生活しているとやっぱり人に合わせるとか、全員が暗黙の決まりに従うとかいう小社会のルールがありますが、一人ならそれが全くありません。 きっとこういう感覚を時々感じることは創作には良いことなのでしょう。当たり前のことが当たり前でない感覚って、時には孤独感を誘発したり憂鬱になったりしますが、それは自分の精神状態を知る大事なバロメーターで、そういう細かい感覚をじっくり洞察することが今自分がそういう芸術を作りたいと感じているのかを知ることに繋がります。何より、躰が休まった後は頭も少しスッキリしていて、何をするのも上手く行く気がしますけどね。
by Alfred_61
| 2005-10-13 11:42
| 日記
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