いい加減に腰痛が鎮まらないので、さっきCVSというファーマシー(薬屋という名のコンビニ)で湿布を買ってきました。これを貼って横になって漫画(実は士郎正宗のアップルシード。大好きです。)ばかり読んでいるとかなり楽になってきました。いきなりこんなに効くはずがないので、しばらくは下手にストレッチしたりしないようにします。 いやしかし、買い物に行く前に湿布って英語でなんて言うんやろ?と辞書で調べると、Compress?何?濃縮?ホンマかいなといざその単語を探しにファーマシーへ行くと、そんな物どこにも存在しませんでした。アイズル(棚)の看板に従ってそれ系の物が置いてあるところに行くと、何と沢山あるではないですか、湿布が。でも、単語を見ると・・・ "Patch" ・・・。・・・は?パッチ?ウチの親父が家で履いてるあれ?(違) いやはや、辞書なんかに載ってる単語なんてこんなもんです。実際に海外旅行した人なら、結構辞書に載っていたり高校で習った言い回しは存在しないことに気づくでしょう。例えば・・・ Thank you very much. これ、実は間違ってるんですよ。そりゃあ意味は通じるからみんなニコニコ頷いてくれるでしょうが、実は英語で考えると妙な言い回しなんですね。"much"という単語には"多すぎる"とか、ちょっとネガティヴな意味が含まれます。だから"too much"と言うんですね。でも、"too a lot"とは言わないでしょう。なぜなら"a lot(lots)"は肯定的な意味で使う為の"多い"という言葉だからです。だから、 Thank you a lot. が正しいワケです。でもねえ、そんなこと言ったってアメリカ人も間違えて使うワケですから、意味さえ伝わればどうでも良いんでしょうけどね。アメリカ人が誤解して、というか文法的に間違っている表現が当たり前になっている例は・・・ That's me. --本当は me ではなく I が正しい。 I'm suppose to do... --本当は受動態で I'm supposed to が正しい。これは発音的に鬱陶しいから変な間違いが当たり前になってしまったと思われる。 技術(理論)なんて意味さえ通ればどうでも良いじゃないかという典型的な例ですね。これがもう少し作曲の分野にも出てくれば、アメリカの近代音楽事情も変わるのですけどねぇ・・・。大事なのは自分が何を思って、何を伝えたいかを"相手に伝える"ということです。そりゃあ正しい表現をする必要性は十二分に理解してますが(これでも語学は苦労したのでね・・・)、正しいか正しくないかよりも伝わるか伝わらないかの方が大事なわけで、いくら正しい音楽を書いても中身が空っぽなら何にも伝わらないワケです。 "トイレに行きたい"という気持ちを相手に伝えるなら、別に正しい言語で言えなくても何とかなります。でも、いざ綺麗な発音で正しい文法で"あ~、暇。"とか初対面で言われても聞き手は困るわけです。まず言いたいこと、伝えたいことがなければ面白くも何ともないということです。逆に、伝わりさえすればあとは理論武装するなり正しい文法に直すなり好きにすれば良いと僕は思うのですが。そりゃあ伝えたい内容も素晴らしく、表現力も豊かなら言うことないですからね。でも表現力が豊かで内容がないという物ほどしょうもない物はない・・っといつ湿布の話から逸れたのでしょうか。
by Alfred_61
| 2006-05-22 09:41
| 日記
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