音楽を志そうと心に決めた当時に良く出入りしていたチャットで、中年のおっちゃんに"やりたいことをやることと、生活の為にお金を稼ぐことは別だ"と言われ、あの頃は結構本気でそんなことないと反論したものです。でも、いざ自分の今の状況を顧みると、これが不思議にあのおっちゃんが言ったように、自分の活動と生活のための仕事が別になるんですよね。 今までは帰国したら他の新卒と同じように就職活動をしようと思っていたのですが、色々考えてやっぱり自分の特技を生かした特殊業を探した方がいいと思い立って、今通訳の国家資格について調べています。僕が人より出来ることと言えば音楽関連か英語ぐらいのものですので、音楽で最初から食べれないとなるとまあ英語で生計を立てるのが無難というか、一応特殊技能なのでその方向で仕事を探しています。 自分が日本人であることを否定せずにアメリカで生活してきたということを生かすには通訳が一番だと思うのです。このブログの意義の一つとして、日本語のレベルをキープするというものがあります。英語が喋れるだけの日本人ではなく、日本語もしっかり喋れて語彙もあるというのが無意識に自分がなろうと努力してきたものですし、これから勉強をしなければいけないことも色々あるでしょうけど通訳は僕にとって手の届かない仕事ではないと思うので、せっかく出来た時間を使って資格を取りにいこうと思います。 通訳という仕事は自分が普段関わることのない分野の人々と出会う機会をくれる仕事だと思います。人生勉強という意味でも広く浅くより多くの分野のことを常に勉強していなければいけない仕事というのは自分としても向上心を煽られて良いと思います。そういう意味でも教職免許を取るよりは自分らしい道だと思います。どれくらい忙しい仕事になるかは仕事をこなして繋がりが広がってくれば変わるでしょうが、ある程度は自分でコントロールできると思いますし、下手に一週間に5日毎日8時間労働をさせられるよりは良いでしょう。その分家に仕事を持って帰ったりすることは増えるでしょうが、僕には自分の人生そのものが仕事という感じの方が性に合っているとも思います。 何よりも通訳は資格ですし、音楽活動が本格的になったりそちらで経済的に十分な収入が得られるようになったときにも仕事の数を減らしたり、下手をすれば仕事を一時的に辞めてまた必要になったら戻ってくるなんていうこともしやすいと思いますし。今回は就職願書を出していた企業には受かりませんでしたが、それをこれから"あの時はああなって良かった"と振り返られるようにするには僕自身がこれからの生き方でそう言えるようにしていくしかないんですね。自分の決めたことや、例え大きな失敗をしたときでも、それを自分の人生の肥やしにできるのは自分の生き方次第なんですよね。これから、これからを自分らしく、小さいことにとらわれずに生きていくことが、僕のしなくちゃいけないことなんですね。
by Alfred_61
| 2007-02-19 02:32
| 日記
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