立場が違えば恋をしてはいけない、というのは決して昔の階級社会にのみあった話ではありません。実際は現代にも身分が違うから恋をすることが赦されない人たちが沢山いるのです。簡単な例では先生と生徒は基本的に恋をしてはいけませんよね。そういう仲になったらスキャンダルとしか捉えられず、二人は世間から酷い非難を受けます。 社会において人には誰にも立場というものがあります。学生という立場、息子という立場、長男という立場、バツイチという立場、公務員という立場、管理職という立場、色々です。僕にはずっと"芸術家"という立場がついて回ります。僕の歩く人生は周囲が望むものとはいつも違い、僕は常に期待を裏切り自分の信じた道を、例え周囲に迷惑をかけることになっても貫きます。そんな僕の立場とは、あまりにかけ離れた立場の人とではやはり身分が違いすぎて恋をすることは許されないのです。 ただ、身分を越えてでも恋を貫くことももちろん出来ます。それは言い換えれば駆け落ちのようなものとも言えるでしょう。社会の反対を押し切り、二人だけで何もかも捨てて逃げるワケです。二人が幸せならば他に何もいらないと、そこまで思える恋をしたならそれも美しいのではないかと僕は思いますが。 何もかも失って、一から二人だけで作り上げていく人生は、それはそれは楽しいだろうと僕は思います。もちろんそれは途方もなく苦しく辛いものだとも理解していますが、それ以上に生きている充実と実感がその生活には溢れていることでしょう。その生き方が間違っているか正しいかは当事者である本人達の中にしか答えはなく、その決断と実行を正しいと言えるようになるためにはそれなりの努力が必要なのです。確かに、どんな決断でもその後にどう生きるかでそれが正しかったものだと言うことが出来ます。要は人生も恋も自分次第、というわけですね。
by Alfred_61
| 2009-04-04 23:55
| 日記
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