自分としては多少仕事が薄くなっている程度にしか実感としてないのですが、やはりこの世はどこも不況なのですね。それとなくそういうことを実感させられるような話を周りから最近聞くのです。今年は会社の収益ゼロという企業もありますし、新しいバイトを始めた人もいますし、何とも辛い時代だと思います。 こういう時代には何もかもが悪循環して、収入自体がそこまで絶望的に少なくなっているわけでもないけれど、いつそうなってもおかしくない状況だからという理由で企業も個人も支出を減らし、それは言い換えれば今まで趣味で人生の潤いとしてお金を使っていた音楽なんかへの費用を削ったりするんですね。それがなくても生活は出来るわけで、そこの支出を削るのは理解は出来るのですが、そういう僅かな支出の削減が社会に及ぼす影響の大きさを僕は強く実感します。 作っても売れない時代、と言い換えれるのだと思います。良いものを作っても正当に評価されず、製品としても出来る限り一般ユーザはタダで視聴出来る状況を望み、お金を要求してくるものからは離れていきます。そういうことをすると、産業自体が立ち行かなくなるんですね。まあこういう状況もいつまでも続くモノではないのですけどね。 やはり音楽なんて人の生活にはどうしても必要なモノですから、しばらく音楽を蔑ろにして生活していると人々は自然に後々やはりと音楽へ投資するようになってくるんです。そこは僕達としても、音楽という文化そのものが持っている底力を信用するしかないのですけどね。しかしまあ、僕たちとしても我慢の時期ですね、今は。それこそ、作品を作っても敢えて経済が回復するまで発表を控えるなど、必要とあらばそういうこともしていかなければならないわけです。もちろん魔の悪循環を併発するほど自重することは出来ませんが、それでも僕たちにも生活やプライドがありますからね。僕個人的には作品発表の時期というモノを結構うかがっていたりします。今はその時ではないかなと敢えてあたためている企画もいくつかあります。
by Alfred_61
| 2009-04-20 23:40
| 日記
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