昨日、次のプロジェクトで一緒にやろうと言っている友人のギタリストとキャッチボールをしたんですよ。おかげで今日は右腕を振って走れないくらいの筋肉痛です。他には左足(踏み込み足)の外側一帯がもうパンパンに張ってしまって大変です。走る分には影響ないので今日も日課のランニングを大阪城一周半してきたのですが、何せ足の曲げ伸ばしがきついんですよ。座ったり立ったりという運動が一苦労です。 後は、なんだかんだ言ってボールを受けていた左手の親指の筋肉が筋肉痛です。右腕の筋肉痛もそうですけど、こういうのって考えてみたらミュージシャンは普通しませんよね。だって筋肉痛でちゃんと楽器が弾けないってプロとしてはやっぱりダメだと思うし、ましてやボール遊びなんて突き指でもしようもんなら大変だし骨折でもしたらもう演奏できなくなったりするリスクがありますよね。だからミュージシャンってあんまりボール遊びとかしません。当然と言えば当然でしょう。 サラリーマンでも、次の日の仕事に響くから下手に運動はしない、という人結構いますよね。子供を養っている人なんて、足でも折って長期休暇取らないといけなくなったら家族に迷惑がかかるからという理由でサッカーとかもしない人多いですよね。だからサラリーマンはどんどんメタボになっていくわけです。運動しないくせに付き合いでしょっちゅう飲んでいるんだから当然ですね。太るのは完全に自業自得です。 でも、今日のテーマは仕事のためとかなんとかでリスクを恐れて娯楽や別の分野への挑戦を控えるって、なんだかバカらしくないですか。昔の知人で東京芸大に行っていた人の話ですが、その人は指を怪我して楽器が弾けなくなったら困るからという理由で両親からアルバイト全般を禁止されていました。なんだそれ?というのが僕の率直な意見。それってもう「息をするな」レベルの話ですよね。バカバカしい。 道路を歩いていてもいきなり後ろから車が突っ込んでくる可能性は実は年末ジャンボ宝くじで一等が当たるより高いんですよ?そうなったら楽器が演奏できなくなるから道路を歩くな、とその両親は言うのでしょうか。僕はアメリカでずっと一人暮らしをしていましたし、今も自分の部屋で毎日自炊しています。つまりは包丁を扱うわけで、下手をすると指を切り落としでもしようものならもう僕の音楽人生は終わるわけです。でも、だから料理しないのでしょうか。そのリスクが可能性があるからそれをしないのが、本当に良い人生を生きていることなのでしょうか。 料理をすること、アルバイトをすること、球技をすること、そういうことから音楽に対して得られるものはとても沢山あると僕は思います。そういうことから目を背けて逃げていたらそれで本当に音楽家として成長しているかというと僕は疑問を持たざるをえません。たかが筋肉痛で演奏が鈍るくらいならその程度の演奏家ということですよ。逆に筋肉痛が治まる頃には筋力に余裕が出来て演奏の幅が広がったりするんじゃないでしょうか。そういう可能性をリスクリスクといって自分から殺していっても、人生は豊かになりませんよね。人生が豊かでないのに、どうして音楽が豊かになるでしょう。単純なことです。
by Alfred_61
| 2009-09-14 23:55
| 日記
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