ひょんなことで、スマッシングパンプキンズやアリスインチェインズのプロデューサーであるJeff Tomeiという人に自分の曲を聴いて貰い、場合によればアメリカに行ってバンドでデビュー出来るかもという話が来ています。もしも話が理想に近い形で進めば、どこかの再結成してアメリカ進出挑戦をしている日本のバンドなんかを飛び越えて直接アメリカでバンド活動が出来ることになりそうです。 まあ、こういう話っていうのはね、僕たちみたいなミュージシャンにはチラホラと湧いてくる話なんですよ。偉い人に見て貰うとか聴いて貰うとか食事を一緒に出来るとか、そんなのはなんだかんだでどんな人にも何度かチャンスを与えられるんです。でもね、はっきり言って、そんな形でデビューしたり業界に飛び込んだりして成功していくのはもう昔の話なんですよね。アメリカはまた違うんですけど、日本では最早昔に著名だった人々と今知り合ったからといってなんにもならないものですよ。 マンガの世界ですけどね、偉い人に会って一緒に作品を一つ手がけてそこから何かが始まるなんて。日本で逸話として残っているようなものと僕が今直面している話は全然違います。僕がこれからこの件でどんな経験をするかはこれからの自分の行動次第となります。上手くいったから自分の人生が変わる訳でもありませんし、音楽家としての自分が変わることもありません。ただ、自分は自分の物語を精一杯生きていくだけです。 浮き沈みや、悲喜こもごもがあって、それで人生なんだと思います。僕が向かう先はきっと何か見えない大きな流れのようなものである程度は決まっているのでしょうしね。ただ、繰り返しになりますが、成功しても失敗しても自分はどこまで行っても自分なのだということは、変わることがないのです。業界の第一線で活躍しようが、社会に埋もれて細々とやっていこうが、自分のやることや信じることは同じです。偉い人も偉くない人もただの人には変わりないのですから、自分もそれと同じです。
by Alfred_61
| 2010-03-09 23:55
| 日記
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