ジョンは最高です。なんだかんだ言って、彼は僕とは非常に距離の離れた所に住んでいますが、彼と僕は僕と同じ大阪に住んでいるミュージシャン仲間よりも遙かに近い存在です。距離は遠くても心と心はとても近くにあるのです。 先日、ジョンが博士論文の質疑応答を受けてきました。その場でほぼ合格を意味する、面接担当教授全員からのサインを貰ったそうですが、一応本通知はまだ来ていない状態です。多分今月中にはDr. Astaireが誕生するわけです。それで、ジョンが一言。 「こんなに恥ずかしいのは人生で初めてだ。博士の称号を貰うということは、俺もその辺にいるロクでもない博士連中と同じだと思われるということだ。本音を言うとこんな肩書き死んでも欲しくないんだけどな、ここで諦めたら今までの苦労が報われない所もあるしな。それにしても恥ずかしいぜ。」 僕も相当"先生"と呼ばれるのが嫌いですが、ジョンも僕と同じ感覚なんですよね。ジョンが大嫌いな博士連中の名前を羅列して「お前もこいつらの仲間入りだな!」と冷やかしてやりましたよ。僕の場合は死んでも先生と呼ばれるのが嫌なので、先生と呼ぶ人間に対しては下手をすると手を出してしまうかもしれません。それくらい、僕は"先生"にはなりたくないのです。 だって、先生なんて呼ばれると、僕もジョンと同じで恥に感じるからです。自分が世間一般のロクでもない"先生方"と同じだと思われるということは、自分の音楽を否定されることよりも自分の人生を否定されることよりも悔しく感じます。 ジョンの今後も色々とありますが、彼も僕と同じで足掻いています。お互いにくすぶりながらも、徐々にコラボする予定なんかを話し合って温めています。早ければ今年中にジョンは再来日し、僕とバンドのプロジェクトをすることになるかもしれません。今はまだ色々と駒探しをしている最中で、僕がベースを弾くことは決まっているのですが、ギタリストがどうしてもまだこの人という人が見つからないのです。ジョンと僕はかなり息のあったグルーヴ仲間で、僕たちほどお互いを理解し高め合えるデュオはいないとさえ僕たちは思っています。そこに個性を加えてくれるギタリストがいれば、もう話は一気に進むんですけどね。
by Alfred_61
| 2010-05-06 20:22
| 日記
|
ファン申請 |
||