古楽は良いです。僕が言う古楽はバロック以前の音楽・・・つまりモンテヴェルディ登場以前の音楽です。マルティン・ルターの音楽なんて良いですよ~。『来た異教徒の救い主よ』なんて最高です。僕はどうしても拍子構造がしっかり確立する前、そしてスケールがイオニアとエオリア以外に沢山あった時代です。 その時代には基本的に機能和声の観念がありません。カデンツァと呼ばれる4つの終止形もまだ確立されていません。リズムはフリーだし、フレージングも自由だし、よっぽど近代のフリーな現代音楽より良いですよ。 昨日実家へ音楽史の本を取りに帰りました。それも古代からバロックまでという前編の本を探しに行ったのです。持って帰ってきて色々読んでいるともう本当にどれもこれも良い曲だらけでため息ばっかり出ました。是非是非ソロヴァイオリンで弾けそうなものは編曲して中之島での路上演奏演目に加えていこうと思います。 その他にもアルカンジェロ・コレルリのLa Foliaという曲なんかも持って帰ってきました。これは音楽理論でも出てくる有名な曲で、ちょいと不思議な和声進行をします。これも路上演奏演目に加えようと思います。 僕は古い音楽こそもっと近代には認められるべきだと思います。バッハやベートーヴェンやブラームスはもう良いでしょう。もっと古い時代の音楽をもっと精力的に演奏していくべきだと思います。古楽のコンソートにこだわらず、現代楽器のアンサンブルでもどんどん古い音楽を演奏するべきだと思います。良いものは良い、そう言う演目の選び方をどうして演奏家達が出来ないのでしょうね。有名だから、集客を見込めるから曲を選ぶのではなくて、自分が本当に良いと思うものを演奏するべきでしょう。どいつもこいつもチャルダッシュ弾いて、あの曲そんなに良いですか?(←完全に私怨)
by Alfred_61
| 2010-06-11 23:55
| 日記
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