僕は基本的に値段で物の価値を判断してしまうことはしません。もちろん値段も価値を判断するヒントにはなりますが、値段よりももっと大事なのは自分自身がそれを納得して、欲しいと純粋に感じることが出来るかだと僕は考えています。だから、自分が"良い!欲しい!"と感じた物ならばそれが安くても高くても買います。 結果として、結構僕の身の回りにある物の値段はピンからキリまであったりします。服にしてもアクセサリーにしても、とんでもない値段をする物からバカみたいに安いものまであります。アクセサリーに関しては絶対に日本では買えない物や、逆に絶対に日本でしか買えない物など、基本的に世界に一つしかない物を持っているのであんまり価値云々はないんですけど。 食品を買うときでも、一般市場に一般的に出回っている姿のものがあまりにも一般的だから一般市場価格になるのは理解できますし、だからこそ僕は結構野菜なんて農家の直売店で不揃いで個性的な物ばかりを原価同然で買っています。一般的なスーパーで売っている野菜と比べるとそれらはかなり安いです。半額どころではなく安いものもあります。でも、変な話、スーパーで売っているすべて同じ太さで同じ長さのニンジンみたいな野菜達とは比べものにならないくらい美味しいです。 手軽に手に入るからそれには価値がない、というワケではないと僕は思います。ただ、やっぱり純粋に商品としてのクオリティーの高い物にはそれ相応の値段を出してあげたいとは消費者として感じます。それでも売り手が値札を決めている以上、いくら自分が感動したからと言ってその値札以上のお金を差し出したところで、それが必ずしも生産者や制作者本人に届くかというと疑問ですし、仕方がないので美味しい野菜を安く買っています。 音楽に値段を付ける、ということを僕は昔から良く考えます。でも、やっぱりそれは聴く人が感動した分だけ、そしてその人が払うことが出来る分だけを頂ければ、音楽家側としては十分だと僕は思っています。演奏してから帽子を裏返して客席を回るというのが僕としては理想の音楽産業だと思っているのですが、まあ社会はそう簡単に理想を現実とできる場所ではありません。まあ、それでも僕は自分のやりたいことをやりたいようにやるだけなんですけどね。
by Alfred_61
| 2011-01-30 23:55
| 日記
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