好きな作曲家は誰ですか、なんて馬鹿げた質問を作曲家にしてくる人が一年に一人はいます。これがなかなか難しい質問で、まあ、当たり前ですが自分が独立した個性であると思っていない作曲家はいないと思うので、みんな基本的に自分が一番好きでなければこんな仕事出来ないと思います。でも、いざ他の作曲家で好きな人をと言われると結構悩みます。僕はというと、実は結構沢山いたりします。 Perotin -- 12,3世紀のフランス・ノートルダム教会で活躍した人 Thomas Luis de Victoria -- ルネッサンス期のイギリス人作曲家 Johann Sebastian Bach -- バロック最後のドイツ人作曲家 Wolfgang Amadeus Mozart -- 古典派のオーストリア人作曲家 Hector Berlioz -- 初期ロマン派のフランス人作曲家 Antonin Dvorak -- ロマン派のチェコ人作曲家 Dmitri Shostakovich -- 20世紀のロシア人作曲家 Benjamin Britten -- 20世紀のイギリス人作曲家 Maurice Durufle -- 20世紀最後の印象派フランス人作曲家 菅野ようこ -- 生きている日本人作曲家 実は、僕は好き嫌いが結構激しく、みんなが好きな作曲家でも嫌いな人が何人もいます。まあ、この表を見て「あれ?あの人は?」というのが何人かいるはずです。まあ、ただ好きというだけなら数が多すぎるので中でも特に好きな人を絞ったのがこの表ですが。ショスタコーヴィチを除いてこの表の全員が書きたいように書きたいだけ書いた(もしくは今も書いている)作曲家どもです。 この中でさらに特別好きな人を絞れと言われると・・・かなり厳しい質問ですが、恐らくペロタン、ヴィクトリア、モーツァルト、デュリュフレーの四人になるでしょうか。(まあ、菅野さんは例外として。)この四人以上は幾らがんばってももう絞れません。 これがまた、影響を受けた作曲家と言い出すとまた全く別の表になってしまうのです。なぜなら影響はただ好きという以外にも、大嫌いだから影響されたというのもあるからです。「こうなっちゃだめだな」と反面教師に聴いてきた曲の数は、実は楽しんで聴いてきた音楽よりも沢山あるのです。ペロタン、ヴィクトリア、モーツァルト、デュリュフレーの四人は幾ら聴いても嫌いになれない音楽を書いたのです。なんと言いますか、幾ら分析しようとか、理論的に聴こうとかしても、あまりの音楽性に「あ~もうどうでもええわ」と思ってしまうタイプの音楽です。個人的に、そういう音楽が本当の音楽だと思うから、やっぱりこの四人は好きですね。
by Alfred_61
| 2005-10-27 12:11
| 日記
|
ファン申請 |
||