今日、小雨が降る中親父と一緒にちょっと離れた雑貨屋まで散歩に出かけました。その帰りに、旧河内(現在は八尾市、門真市、東大阪市の一部に分散)地区で有数の樹齢を誇る神木が近くの神社にあるときき、ついでだから見に行こうということになりました。 僕の実家がある大阪府東大阪市は俗に中小企業の街と呼ばれ、有名な『機械団地』など、とにかく間口二間とかの所で世界に誇る技術を持つ人たちが仕事をしています。そう、この機械団地のおっさん達が、自力でスペースシャトルを作って打ち上げたるとか言うとるわけです。いや~いいアホですよね。格好イイ!僕もそういうアホになるために日々勉強しています。 東大阪の御厨(みくりや)という場所にあるその神社は、探すだけで一苦労でした。何せ道が、自転車二台が交差出来ないような狭い道がまるで迷路のようにぐねぐねと続いている所なのですから。東西南北がほとんど分からなくなった頃に、少し先に相当な高さの樹が見えたので、それを目指しましたするとご大層な神社が迷路のような住宅街の中に突然現れました。 あるもんですねえ、こういう場所って。まるで隠れ家というか、近代化の騒音や往来が届かない迷路の奥に、ひっそりと霊験あらたかに佇むその神社はなんだか自分の周りの気温が下がるような、不思議な感じがしました。妙に人には知られていないところがまたなんとも言えず良い感じがしました。そこに、伝承上では樹齢900年と言われる楠が立っていたのです。 "神木"という言葉通りの趣、そしてその樹齢相応の年月の間にその木が見てきた歴史を、その内容ではなく存在だけを肌で感じさせられるような、なにか力のようなモノがその木からは発せられていました。雨が強くなってきたので、そこから家まで徒歩20分くらいあったのであまり長居は出来ませんでしたが、今度は体調保持の為にやっているランニングのコースにあの神社までというモノを入れたいと思いました。聞いたことのない名曲を見つけたときも嬉しいですが、今日あの神木に出会ったことはそれと同じかそれ以上の感動がありました。
by Alfred_61
| 2006-06-25 21:21
| 日記
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