"少なくとも18年間は一人でやってきたんだから、貴方と別れても一人でやっていけるよ。だから心配しなくても大丈夫。" これは昔付き合っていた彼女に言われた言葉です。そして、結論から言うと彼女は数年ぶりの孤独に耐えられずに、その人生の方向を変えてしまうような大失敗をしてしまうことになります。つまり、彼女は18年間一人でやってきた頃の自分に戻ることは、出来なかったのですね。 なんだかこの言葉のことを考えています。僕自身は、実は自分は結局一人でもやっていけると思っているのですが、どこか生活の隅で彼女と同じように、一度味わった愛し合いされる人がいるという環境をまるでアダムとイヴのリンゴのように知ってしまったが為に、一人で生きることを辛く感じているのかもしれないのです。 実際、遠距離恋愛はしていましたが、僕はここ6年ほど身近に彼女がいるという状況に生きては来ませんでした。正直なところ、そういう物理的な、肉体的な関係は自分には特に必要ないモノだと今でも思っています。けれども、片や精神面の方では、誰かとある意味魂のレベルで繋がっているということを経験してしまったために、それを失ったこの夏からはどうにも空虚な気持ちになってしまいます。 人は一人では生きられないと言います。僕は、人は一人で生きるよう努力すべきだと思います。けれども、努力で補えるものとそうでないモノが自分の中にはあることも理解しています。今年という時間は本当に人生の準備期間そのものであって、次のステップへと進むための足場でしかないのです。その一段は決して楽なモノではありませんし、常に苦労や苦悩が付きまといますが、文句を言いながらでも嫌々でもとにかく一つ一つ諦めずにやっていくしかないんです。今日、一つテストが終わったように、一つ一つこうやって終えていくのです。
by Alfred_61
| 2006-09-21 12:33
| 日記
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