別にシェーンベルクっぽくしてるわけじゃないですよ。(彼の無調音楽期代表作のPierrot Lunaire -月に憑かれたピエロ- 12音の曲とかはどうでも良いけどこれは経験としてみんな一回は聴いておいた方が良いと思います。色んな意味でとんでもない曲なので。)自分のことなんですよ。昨日後輩の上級生(自爆)と食事をとっていてそんな話をしました。いい加減に僕も前に進まないとと思います。 今日は、来週にスタジオで録音セッションを予定している僕のピアノ組曲第二番を弾いて貰うピアニストと会い、僕の前で通して弾いて貰うことになっています。アメリカでやる最後のプロジェクトなので、これはそれこそCMとかにも使えるようにちゃんと録音して、時間があったらコンプレッサーのレベルも何段階か作っておこうと思っています。(ラジオ用とか) こういう演奏家との交流をするのもこれからはしばらくないのかと考えると、なんだか不思議な気分です。今までの僕の作曲活動って、譜面に曲を書いてそれを全然関係のない演奏家と一緒に僕が想像したとおりの音になるように作っていくというのが大半でした。今回の組曲はプログラマティックな要素を取り入れているので、一つ2分くらいの副題のある曲が4つで出来ています。ちなみに副題は、 1.夜 2.音楽院の日々 3.風の歌 4.メモリア です。特に"音楽院の日々"はある意味僕が5年間過ごしてきたこの学校での日々を想い出として記録するために書いたような曲なので、上手く演奏家に伝えられるといいのですけどね。こういうピアノ小品曲集みたいなのは僕が最も得意とする分野で、下手したら一日で全く違う雰囲気の曲を10曲くらい書けます。 このピアノ組曲第二番は技術的にも非常に簡単に作ったので、僕が大阪に戻ってカフェとかでピアノを弾くような仕事をすることがあっても使えるような物にしてあります。もし今年中にある程度の収入を確保できるような正社員の仕事が見つからなかったら、こういう小品曲を沢山作って自分で自宅のピアノで弾いて録音を溜めていこうかなと思っています。 僕は基本的にDTM作曲は、アルゴリズムで作曲出来る程度の知識も経験もありますが普段はやりません。例えゲーム会社とかのサウンド制作の仕事が見つかっても、出来る限りアコースティックにこだわってやっていきたいと思っています。そりゃあいずれしなければいけなくなることはあるでしょうが、現代にDTMが溢れているからこそ、僕はアコースティックの魔法使いとして自分の立場を確立したいと願うわけです。だって、僕はピアノ、ヴァイオリン、オルガン、ギター、ベース、ドラムと多数の楽器を弾けるので自分の技量にさえ合わせて曲を作れば人件費もかからずにアコースティックの音源を作れるんですよ。これに何年もかけてきたのに使わない手はないですからね。 それよりも自分の人間性の部分で過去にばっかりとらわれてないで前に進むよう心がけていかなければね。恐怖症とかも無理にとは言わないけど克服するようにしていかないと、あんまり今のままだと音楽の方に影響が出たりしてきそうなんでね・・・。ハァ。
by Alfred_61
| 2007-04-15 00:43
| 日記
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