おー、藤村か。そういえば英語訳で読んだなぁ、あの辞書みたいに分厚い本。いやそれは良いとして、さっき(午前6時15分頃)どうしてもパンが食べたくてコンビニに買いに行ったのですが、ちょうどそれが夜明け前でした。帰りの道を歩いていると空がほんのり明るくなってきて、朝独特の静謐な空気を感じながら空にかかる霞を見ました。 しかしまあ、本当に自分の生活って音楽中心のアルティザン(職人)タイプなんだなと思います。金曜日の仕事が手違いで早く終わり、帰宅したのが午後10時前と早い目だったので、ここ最近毎日集中を続けていた曲"Glider"の制作に取りかかりました。すでに音符はかなり出ていたのでそれをまとめていくのがどうにもじわじわとしか進んでいなかったのです。 でも、金曜日は集中がピークに達し、ほとんどトランス状態でバリバリと曲をまとめていきました。そのかいもあってとりあえず曲は完成し、気がついてみれば時刻は午前4時半頃に。次の日(昨日)は朝6時に起きないといけない日だったのでこれはヤバイと思いベッドに入ったはいいのですが、エンドルフィン出過ぎで全然眠れませんでした。結局5時半頃にウトウトし始め、すぐに目覚ましのアラームが鳴って着替え、仕事に行きました。 いやはや、もう若くないですねぇ・・・昨日の午前中はまだ興奮が続いていたので仕事にもなったのですが、土曜日の現場はいつも午後7時頃から最低2時間は待ち時間があるんですよね。実際軽い食事を取って待ち時間になってから、一気に眠気が来ました。それも、普通のヤツではなくて、自分ではコントロールできないタイプのヤツです。もう立っていても膝が勝手にがくんと折れてそのまま眠りに落ちてしまいそうな状態でした。 凄いですよね、極限的な眠気って、本気で自分が眠りに溶けていってなくなってしまうような、それこそ死ぬときってきっとこんな感じなんだろうなとリアルに感じました。体の筋肉は別に問題なく稼働していて、例えばその時に野球しようとか言われてもできるような状態なのですが、一度立ち止まるとそこで自分の魂が肉体からズルリとはがれて、脳の命令ではもう肉体を動かすことができなくなるのです。さすがに察して貰ったので上の人が先に帰れと言ってくれました。 つまり、"日常生活"(毎日朝起きて夜まで働く)をおくっていると、僕の制作スタイルでは絶対に無理が出るということですね。コンスタントで安定した生活=体を壊す、というのが僕なのです。例えば普通に生きていると、その日寝る前に"明日何をしようかな"と考えますよね。つまり、"明日を生きる"ということがその時点で気持ちの上では決まっているわけです。当然自分は今日眠りに落ちると明日の朝目覚めると自分が穏やかに信じていられる以上、その人は次の日にちゃんと目覚めるわけです。でも、僕が感じていた眠りのタイプは"もしかしたらもう二度と起きれないかもしれないけど、とにかく疲れたから眠りたい"というものでした。 ジミヘンの曲に"I don't live today"(今日を生きない)ってありますが、僕の場合は"明日を生きない"という感じでしょうか。それくらいその日音楽を作ると言うことに集中し、それを至上の喜びとして最優先にしているんです。明日たとえ自分が目覚めず、そのまま二度と起きてこなかったとしても、それでも曲を書きたい、と穏やかに、そしてまるで盲目に宗教を信仰するように信じているんですよね。そんな自分を今日、2日経った夜明け前に顧みて、あ~こりゃあ変人扱いされても当然だし、理解もされないわな、と思います。ホントに。
by Alfred_61
| 2007-12-16 07:18
| 日記
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