今日の夜のお供は手作り純米大和のどぶ、という酒粕の浮かんだ濁り酒です。僕個人持ちのぐい呑みになみなみと注いでくいっと飲み干すと、ほんのり甘くそして清々しい辛口のキレが舌を通り過ぎます。うん、美味い。これぞ日本の心、かな。 僕は友達曰く、音楽を好きな度合いが誰よりも強いと言えるほどなのだそうです。実際そのあまりの音楽好きな生き方や考え方に、ちょっと引いてしまうこともしばしばあるのだそうです。確かに、僕にとって音楽はただ快楽を求めるものでもなく、ただ憧れているだけのものでもなく、ただ建前でやっているだけのものでもありません。一番イヤな言い方をすると、基本的に普通の人は音楽が全く人生からなくなったとしても生きていくことが出来ます。けれども僕は音楽が自分の人生からなくなると生きていくことは出来ません。具体的には、多分精神病か何かになって内面から壊死していくでしょう。 僕はバンドのリーダーをしていますが、メンバー全員が僕と同じように音楽を愛して生きてくれるとは期待していません。恋愛や、音楽よりも大切な誰かを大事にしていく生き方も、もちろんあって然るべきであって、そこには正解なんてないのです。仕事中心に生きても、家族中心に生きても、それはその人の自由です。ただ、僕のグループのメンバーは少なくとも僕という中心人物がそれだけ音楽バカなのだということを理解しています。まあ、理解していないボケが最近なにやら泣き言言い出して僕の方もあまりに気に入らないから一人バンドを抜けるかという所まで来ていますが。 まあ、生きたいように生きれば良いんですよ。ただ、生きたいように生きるからには、僕の人生や音楽には関わらないでくれ、と僕は言いたいんです。僕のやり方が普通じゃないことも分かっているし、それについて行くだけで大変なのも分かります。けれども、自分勝手をするなら同じグループとして音楽を共有してやっていくわけにはいかないのです。それはその個人との友情とは全く別の話で、音楽は人間関係とは別のものなのです、僕にとっては。 僕がどれだけ音楽を愛しているのか、それは確かにかなり近い友人連中にしか理解出来ません。日本では・・・う~ん、一人じゃないかと思います。見返りがなくても、例え努力がすべて無駄になっても、それでも音楽がしたいと願いそれを実行するのが僕という個性であって、僕のバンドも方向性は同じなのです。それなのに具体的なものがなければやる気も起きないような程度の愛情しか音楽に対して感じないなら、やはり僕のグループにはいるべきではないですよね。年齢とか社会的な風当たりとか建前とか何もかもぶち壊してでも音楽にすべてを賭けられる人でなければ、僕みたいな偏屈とはやっていけないんですよ。ああ、やっぱり愚痴になったか。クソ。
by Alfred_61
| 2008-08-18 23:17
| 日記
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