人間は常に少し足りない状態で生きていきます。どれだけ年を取っても、どれだけ人間的に成長しても、どれだけ沢山お金を稼いでも、どれだけ幸せな家庭を持っても、それでも人間は常に少し物足りないのです。 ああなりたい、こうなりたい、自分はこう変わりたい、例えそういう願いが叶ったとしても、人間は常に物足りないのです。これで完璧だ、これでもう努力することもないし、満たされている、そう感じる事なんて、結局人生通して探してみてもあるはずはないのです。 今の僕の状況、まるで4ヶ月ほど前に僕はこうなりたいと思っていた環境で、まあ言ってしまえばアメリカでの修業時代にずっと望んでいた自分の実力を認めて貰えた状況です。そりゃあ音楽で認められたわけではないので後者は結構微妙ですが、何にしても力があるからと高い立場に立たせて貰い、給料も上がり、その割には責任を取らなくても良いというまあ理想的な状況です。 けれども、やっぱり物足りない。やっぱり僕は音楽との距離が広くなるとストレスを感じるようです。音楽でやらないといけないことはずっと続いているのですが、それでも今は社会的立場上の多忙にかまけてちょっと音楽をほったらかしにしています。時間に余裕があってお金がなかった4ヶ月前とはほぼ逆の生活なのですが、あの頃も今も物足りないのはずっと変わりません。
by Alfred_61
| 2008-09-26 20:23
| 日記
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